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ヒストグラムによるコントラストの補正

JTrimのメニューバーからカラーをクリックすると、ヒストグラムという項目があります。これをポイントしてみてください。イコライズ、ノーマライズ、ヒストグラムの表示、と三つの項目が現れます。ヒストグラムを利用すれば、あまり鮮明でない写真をくっきりと色鮮やかにみせたり、また逆にコントラストが強すぎる写真を柔らかな印象に見せたりすることが簡単に出来るのです。

それでは、早速試してみるとこにいたしましょう。

元画像 まずこの写真を見てください。

明るさは十分ですしピントもまあまあですが、色彩がはっきりせずなんとなくぼやけた印象ですね。
ヒストグラム この画像のヒストグラムを見てみましょう。
カラーメニュー→ヒストグラム→ヒストグラムの表示、と選択します。

左の様なウィンドウがあらわれます。これがこの画像のヒストグラムです。ヒストグラムというのは、その画像の中に含まれるピクセルの濃度分布を表したグラフのようなものです。JTrimでは輝度とR・G・Bのそれぞれについてヒストグラムを表示できるようになっています。

これは輝度について表したヒストグラムです。横軸はピクセルの明るさを256段階で表しています。一番左が最も暗いレベル(0)、一番右が最も明るいレベル(255)です。縦軸は画像内にそのレベルのピクセルがいくつあるかを表しています。

このヒストグラムの特徴は、レベル0に近いピクセルつまり暗いピクセルが非常に少ないと言うことです。
ノーマライズ処理 そこで、カラーメニュー→ヒストグラム→ノーマライズ、と選択してみます。

元画像に比べていかがでしょうか。鮮やかなメリハリのある画像になった様な気がしませんか。
ヒストグラム 加工後の画像のヒストグラムです。

ピークが少し左へずれていると同時に、元画像では非常に少なかったレベル0に近いピクセルの数が増えていますね。つまり画像に陰影がプラスされたということでしょうか。
元画像 ヒストグラム

こちらは反対に255付近のピクセルがほとんど存在しない画像です。
ノーマライズ処理 ヒストグラム

そしてノーマライズ処理後の画像。
ヒストグラムが右に寄ることで、ハイライト部分が強調されます。

ノーマライズでは、画像のヒストグラムを引き伸ばし、コントラストの小さい画像を修正する効果があります。
line.gif

さて、もうひとつ別の例を見てみましょう。
元画像 これは真冬の庭園を写したものです。

芝生に落ちた影が目障りなことと、後ろ植え込みの部分が暗くうっとおしい感じがします。
ヒストグラム この画像のヒストグラムは、どのようになっているでしょうか。

明るいピクセルもある程度はありますが、暗い(特に0に近い)ピクセルが非常に多いことがわかります。
イコライズ処理 今度は、カラーメニュー→ヒストグラム→イコライズ、を選択してみます。

芝生の陰があまり気にならなくなり、背後の植え込みの暗さが消えて色が出てきました。
ヒストグラム ヒストグラムはどのように変化したのでしょうか。

イコライズとは、このように暗い部分から明るい部分までヒストグラムを均等に分布せ、コントラストを修正する処理なのです。
line.gif

この方法、すべての画像に応用できるわけではありませんし、何を美しいとするかは 撮影者の意図によっても異なるものです。でも「ちょっと失敗かな」と思うような写真に試してみてください。思いがけず生き生きと見えてくる場合がありますから。


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